Journey Vol. 1:

MEET THE STREET IN MANILA

スペイン植民地の名残が垣間みえる、ラテンな配色とフォント。くもの巣のごとく張りめぐらされた電線と整備されていない道。複雑に形成された下町と緑が彩る近代的な都市風景の対比。経済成長著しいフィリピンの首都マニラは、一般的なステレオタイプとは違った多様な顔をもつ大都市だ。

ある週末にかけて、そんなマニラの裏道をお気に入りのバックパックTommy & Fred と一緒に探索し、今まさに変わりゆく街並を感じてみた。

 

各バランガイ(日本語で町内)には必ずと言っていいほどバスケットボールグランドある。多くの子供達にとってバスケットボール選手になるのが夢だ。

工場の入り口ゲートにきれいにペイントされた地元の飲料水会社の看板。手書きの看板が町のいたるところにある。

壁の色もカラフルで様々だ。

家の屋根もカラフルで独特の景観をつくる。

通常、無造作に張りめぐされた電線は景観を損ねる要素だが、町と一体化してカオスな景色を形成する。

裏道を散歩中。空き家にも妙な味を感じる。

水しぶきをあげて走り抜けた車の跡。

入り組んだ下町から見える高層マンション。

下町から見える高層ビルが不思議なアンバランスさをつくる。

グレーな街並にも、鮮やかな赤でアクセントがつく。

近代的な街並のGlobal City区は、近年経済成長が著しいマニラの象徴的な計画都市エリアだ。

Global City区のいたるところにオシャレなカフェやレストランが建ち並び、新しいトレンドが生まれていく。

ビルに描かれた壁画。新しい文化が街並を彩る。

急激に変わるマニラの街並。いたるところに高層マンションができ、景色が日々変化していく。

Photographed by Taro Hori